2012年09月17日

「コミュニケーション再考」アンケート結果

去る8月26日(日)、第29回医学情報サービス研究大会の参加者企画として、
東京工芸大学芸術学部教授の大島武先生を講師にお招きし、「コミュニケーション再考」と題した、図書館員としてのコミュニケーション力・プレゼンテーション力を考える講演会を開きました。

多くの方にご参加いただきまして、ありがとうございます。
大島先生のお話は大変面白く、かつ具体的で、内容のみならず講演の進め方自体が勉強になるものでした。
ご参加された皆様にも大変好評なご意見をいただき、企画者一同盛況に終わったことを喜んでおります。

以下は、公開が遅くなりましたが、アンケートの結果になります。ご参考までにご覧いただければと存じます。

MISアンケート集計1&2.pdf
MISアンケート集計3-a.pdf
MISアンケート集計3-b.pdf
MISアンケート集計4.pdf



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2011年11月18日

ながら勉強

 通勤には京阪電車を利用し、枚方市駅で下車する。市役所付近まで来るとスピーカーから大阪弁の歌が聞こえてくる。
 
 ♪〜アカンのにアカンのに タバコの吸い捨てアカンのに 
      だけど平気で捨てていく ほんとに困るヮこんなこと 
          やーめてんか止めてんか きれいな町が泣いている
             きれいな・・・・

 ここで曲は急にディミヌエンドしてナレーションが入る。
「こちらは枚方市です。この付近は歩きタバコ禁止となっています。皆さんのご協力をお願いします。」そしてまた「♪〜アカンのにアカンのに・・・」と始まり、これがエンドレスで続く。
 ふと気がつくと、左・右・左・右 と歩調が曲に合わさっているではないか。
♪〜アカンのにアカンのに〜1・2・1・2・左・右・左・右・・・曲に合わせて足が反応している。
 周りの人々を見渡してみると、曲に合わせて歩いている人なんて一人もいない。入場行進じゃあるまいし、曲にぴったり歩調が合っていることが妙に気持ち悪い。
 そこで少し立ち止まったり、小走りになったり、歩幅を大きくとったりして曲から歩調を外そうと試みるのだが、何歩か後にはまた合ってしまう。他人から見れば「ヘンな人」と映り、社会的信用を失いかねない。

 鎌田浩毅氏は彼の著書「ラクして効果が上がる理系仕事術」(PHP文庫)でこう言っている。
「バロックなどのクラシック音楽をかけながら熟考すると効果があるのは、耳とアタマがまったく別の作業をしているからである。アタマを意識的に働かしながら、耳ではちゃんと音楽を聴いているのだ。これが頭脳の働きを活性化させるのである。」
 図書室で勉強している学生の中に、イヤホンで音楽を聴きながら勉強している学生をよく見かける。耳で音楽を聴いているがアタマは意識的に働かしており、頭脳の働きが活性化しているのだろう、たぶん。「バロックなどのクラシック音楽」ではないと思うが、たぶん。
 「自己学習の時間も授業中と考えて、音楽を聴いたりしないで勉強しなさい。」と指導する教員がいるが、べつに他人に迷惑をかけているわけでないし、もしかしたら頭脳の働きが活性化しているのかもしれないので、それはそれでよいと私は思う。シャカシャカ音漏れしている場合にのみ注意することにしている。
 鎌田浩毅氏は続けて「このときに、決して詩のある音楽をかけてはいけない。アタマが詩を追いかけてしまい逆効果になるからだ。また、構成の大がかりな交響曲もふさわしくない。曲の展開に気をとられてしまう恐れがある。それに対して、小さな編成の器楽曲がバックグラウンド・ミュージックとしてはもっとも適している。たとえばハイドン、モーツァルトの弦楽四重奏曲、ピアノソナタなどがお薦めである。」と言っている。
 そのどおりだと思う。でも「♪アカンのに〜」に反応してしまう私は、ハイドン、モーツァルトの弦楽四重奏曲であっても、こんどは手が反応してしまうかもしれない。音楽に合わせて手を振り回すかもしれない。熟考には静かなのが一番、一番。
 さて、あなたばBGM派?それとも静かなのが一番派?

 なお、枚方市役所あたりで聞こえていた「♪〜アカンのにアカンのに〜」の歌とナレーションは今はもう流れない。どうしてなのか枚方市役所に勤務する知人にたずねてみた。近所の人々からクレームがあったらしい。「うるさいし、しつこいからやーめてんか」とのことだそうだ。



M.C.S.H
posted by 利用教育研究グループ at 11:57| Comment(0) | TrackBack(0) | リレーエッセイ★>2011 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月24日

コンテンツさえ揃えばできるe-Learning

この夏から秋にかけて、MLA(アメリカの医学図書館協会)が行っているe-Learningを受講してみました。内容もよかったのですが、e-Learningの提供方法が興味深かったのでここで共有します。
e-Learningといえば、サーバをたてて、moodleのようなe-Learning用システムを作って・・とお金もかかるし、開始するまでのハードルがとても高いイメージです。また、今まで受けたことのある図書館分野のe-Learingは、長々とスライドを見せるものが多かったので、自分のペースで進められず、途中で飽きてしまうことが多かったのです。
でも、今回ご紹介するe-Learningは、特別なシステムは使っていませんでした。文章の他に、youtubeへのリンクで関連する動画を見せたり、slideshareでpptを見せたりと、フリーのサービスへのリンクを活用して内容ができていました。また、受講生同士は、google groupeでディスカッションを行えます。
MLAの継続教育ポイントが必要な人はワークブックといわれるワードのノートをサイトからダウンロードし、隔週でアップされるコンテンツを学んだあと、ワークブックの課題に回答していきます。このワークブックを締め切りまでにメールで提出すると、継続教育のポイントがもらえますが、ポイントは不要で資料を見るだけならいつでも学ぶことができます。
コンテンツさえ揃えば、図書館ホームページの中の1ページを使って始められそうなe-Learning、まずシステムありきで考えていた私にとっては衝撃的でした。

↓これがそのe-Learning
Get Mobilized!

sato
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2011年07月29日

MIS28に参加しました(ポスターセッション)

第28回医学情報祭―ビス研究大会のポスターセッションに参加しました。メンバー6人が駆け付けて、これまでの活動の成果として「看護系図書館におけるラーニングコモンズ」にまとめたポスターの前で、参加者との意見交換をしてきました。

MIS28.JPG
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2011年06月09日

東日本大震災

この度の東日本大震災において被災された皆さまに、心からお見舞を申し上げます。
あの日から3ヵ月が過ぎようとしていますが、被災地では今も10万人近い方々が避難生活を余儀なくされています。未だに仮設住宅のめどさえ立たない現状を思うと、本当にいたたまれない気持ちになります。

この「育てあう看護図書館ブログ」を運営しているメンバーの中にも、東北や関東から参加されている方もいらっしゃいますが、震災翌日からメールで状況をお知らせいただき、数日のうちに皆さんの無事を知ることができました。当日は多くの皆さんが勤務中で、一部の図書館では書架から本が落ちるなどの被害があったようです。参考図書や製本雑誌のほか、看護図書館では分厚い医学書も多く所蔵していますから、これが書棚から落ちてくることを想像するだけで怖くなります。また(怪我がなかったから言えることですが)たびたび余震を繰り返す中、落ちた資料を元通りに戻す作業も本当にたいへんだったことと思います。幸い、メンバーの皆さんの図書館はしばらく後に業務を再開され、現在は通常通りの業務に戻っておられます。本
 
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posted by 利用教育研究グループ at 10:33| Comment(0) | TrackBack(0) | リレーエッセイ★>2011 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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